便秘でお腹が重いのはしんどいものですが、その便秘が続くと身体にいろんな不調が起こってきます。
便秘が原因の不調とはどういうものか、具体的に見ていきましょう。

毎日出ていても便秘かも!?どれかに当てはまればあなたは便秘

何日も出ていないような分かりやすい便秘の他に、毎日出ていてもスッキリしないと感じる人も隠れ便秘の可能性があります。
次のどれかに当てはまれば、あなたは便秘と言えるでしょう。
- 毎日出ていても1回の量が少ない(35g以下)
- 3日以上出ない状態
- 腹部のハリや残便感がある
便秘になる原因

便秘の原因の8割は、乱れた生活習慣であると言われています。
インスタントやコンビニ飯など食生活が偏ると、食物繊維が不足して十分な便が作られません。
また、運動不足や寝不足、ストレスも便秘の天敵で、腸の動きを鈍らせて排便のリズムを狂わせます。
そして、特に問題なのは朝食を食べずにトイレにも十分な時間をかけないこと。
朝食を食べることによって、1日の腸の動きのスイッチが入りますので朝食を抜くことはナンセンスです。
朝食を食べた後は、ゆったりとトイレ時間をもち便意を覚えるということが大切です。
便秘の種類は3種類

ストレス性便秘
ストレスが影響すると副交感神経の働きが鈍くなります。
副交感神経が鈍くなると腸の動きも悪くなるので、便が出ずらくなります。
また、睡眠不足や不規則な生活も悪影響で便秘と下痢を繰り返すことがあります。
- ストレスをよく感じる
- 便秘も下痢もしやすい
- お風呂はシャワーのみ
- 睡眠時間は平均6時間以下
- 肩こりが慢性的にある
弛緩(しかん)性便秘
食物繊維の不足や、運動不足によって腸の動きが悪くなり便が出にくくなります。
便が溜まった状態が続くと、さらに腸の動きが鈍くなります。
慢性的な便秘にはこのタイプが最も多く、下剤が効きずらい傾向があります。
- 朝食は食べないことが多い
- 野菜や発酵食品をあまり食べない
- 運動不足
- 空腹でもお腹が鳴らない
- おなら・便の匂いが異常に臭う
直腸性便秘
便が出口の直前である直腸まで来ているのに排便できない状態です。
座りっぱなしや、便を我慢することが多いとなりやすい。
腹筋や肛門周りの筋力が低下していることが原因の可能性もあります。
- 外出時には便は我慢する
- 排便の時に肛門が痛いことが多い
- 排便は週2回以下
- 出ても残便感がある(スッキリしない)
- 腹筋を10回以上できない
便秘がもたらす不調のスパイラルとは

便秘が続くと、血液の流れや質が低下し、老化が進行しやすくなります。
その結果、肌荒れ・肥満・冷え・むくみ・疲れ・イライラ・免疫力の低下などの不調が次々と起こります。
腸はお腹の中をぐるっと回っていますが、固定されているのは実は両端だけ。
なので、便が溜まり続けると腸がだんだん下に下がってきて、さらにそれに引っ張られるような形で他の臓器も下がりスタイルが悪くなる原因にもなります。
また、便が溜まったままだとそこから発生した有害物質が血液内に混ざり、質の悪い血液が体内を巡るので「太りやすく、痩せにくい」体質になってしまいます。
このように、便秘を放っておくとどんどん外見も中身も老化していってしまいます。
ダイエットして痩せたい人、美容に気を遣いたい人など、女度を上げるためにはまず便秘を改善することが大切ですね。

